「自由に生きるためにはお金が必要である。」
この主張に異論を唱える人は少ないと思います。
では、
「自由になるためのお金を得る方法として最適なのが起業である。」
これはどうでしょうか?
ちょっと考える必要がありそうです。
お金を得る方法としては、
1.労働(会社員、公務員など主に労働の対価としてお金を得る方法)
2.起業(物販、飲食、不動産、医療、士業など主に商品・サービス・情報などの価値提供の対価としてお金を得る方法)
3.投資(株、投資信託、FX、仮想通貨など主にお金を働かせてお金を得る方法)
4.承継(相続、贈与などにより土地やお金を得る方法)
この4つが考えられます。
ここで、4の承継に関しては、
「地主や資産家の子供が最強!」
と言うのはわかりきったことですので考察の対象から除外します。
以下では、上記1~3の方法を比較しながら、起業をすすめる根拠を解説していきたいと思います。
結論
労働は、基本的に他者に時間も収入も制限される立場なので論外。
また、投資は、安定的に大きな金額を得るためには多額の自己資金を必要とするので、自己資金のないサラリーマンには現実的な選択肢ではない。
資金の後ろ盾のない普通のサラリーマンが自由とお金を得るためには、起業することが最も成功可能性の高い方法である。
ただし、闇雲に起業するのではなく、適切なビジネスロジックを学んだ上で実践する必要がある。
以下参考にしてください。
お金儲けと自由を両立できるのか?
僕が考える自由とは、
「自分の意思に伴う行動に対して経済的・時間的な制限がない状態」
すなわち、自分がこうしたいと思った時に、思った通りの行動が起こせる状態を言います。
具体的には、
・欲しいものが買える
・思い立った時に旅行に行ける
・眠くなったら何時でも寝れる
といったものです。
(社会的・道徳的に制限されるべき犯罪行為や不義理行為は、ここには含まれません。)
この自由の定義から考えると、、、
労働は、基本的に雇用契約等により労働時間や賃金が定められているため、時間的・経済的に自由が制限されます。
起業はどうでしょうか。
経営者は、労働時間や報酬を自分で決めることができます。
そういう意味で自由度は高くなりますが、その代わりビジネスで成果を出す、という責任を負います。
間違った起業をすると、サラリーマン時代より労働時間が増えたけど収入は減った、という本末転倒な結果も十分あり得ます。
ですが反対に、適切なビジネスロジックのもと、自分が働かなくても成果が出る仕組みを作ることができたらどうでしょうか?
時間的にも・経済的にも制限のない生活をおくれるようになります。
これは、投資においても同様のことがいえます。
投資は、基本的にはお金を働かせてお金を得る事を目的とするものなので、 他者に時間的・経済的な制限を受ける事はありません。
しかし、投資においても、株価が下がったり、出資先が倒産したりして損失を被ることがあります。
要するに、起業や投資は、時間的・経済的に上限も下限も無いので、 自由の代償として収入、時間、リスクなどを自分でコントロールする責任が生じます。
・自分で収入も時間もリスクもコントロールできるようになって自由に生きる。
・定年まで決められた時間、決められた給料で他人に管理されながら生きる。
どちらの人生が良いですか?
答えは明らかですよね、、、
自分で収入も時間もリスクもコントロールできるようになって自由に生きたいですよね。
とは言うものの、そんなの今すぐ実現できるものでもありません。
起業するにも投資するにも、結果を出すためには知識が必要です。
逆に言うと、適切な知識があれば結果を出せる、ということです。
まとめると、
・労働はお金も自由も他者に制限されるので論外
・起業と投資は、お金儲けと自由を両立することが可能であるが、そのためには収入、時間、リスクを自分でコントロールする責任が生じる、そして、それらは適切な知識を得ることで可能となる
と考えられます。
成功可能性について
次に、起業と投資について、成功可能性の観点から比較します。
成功の定義は人それぞれだと思いますが、ここでは、
「成功=その収入だけで食べていける状態」
と定義することにします。
すると起業はどうでしょうか?
あなたの周りに起業してその収入だけで生活できている人はどれぐらいいるでしょうか?
よくよく考えてみると結構いると思いませんか?
例えば、近所の個人経営の飲食店、不動産屋、美容院、士業事務所、、、これらはすべて当てはまります。
また、最近ですと、
インターネットを使った物販、アフィリエイト、Youtube、
グラウドワークスなどを利用したフリーランスのプログラマー・デザイナー、
などで生計を立てている人もたくさんいます。
総務省統計局の「労働力調査(基本集計)平成28年(2016年)平均(速報)結果の概要」によると、2016年は、就業者6,640万人のうち雇用者は5,729万人(89%)、という調査結果が出ています。
起業して生計を立てている人は10人に1人はいる、という計算になります。
感覚的にもそれぐらいはいそうな感じがします。
次に、投資はどうでしょうか?
投資で生計を立てている人はあなたの周りにいますか?
残念ながら僕の周りには純粋に投資だけで生計を立てている人はいません。
ほとんどは、本業とは別の副収入目的で投資をしています。
なぜでしょうか?
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その理由は、
「投資で安定して大きな金額を稼ぐためには多額の自己資金が必要」
だからだと考えられます。
と言うのも、投資の世界では、「年間で7%の利回りを出せれば優秀」と言われるからです。
つまり、上手く7%で運用できると仮定しても、年間350万円稼ごうと思ったら、5,000万円の自己資金が必要ということになります。
野村総合研究所の報告によると、金融資産を5,000万円以上保有する世帯は全体の約8%程度となります。
そもそも5,000万円の自己資金を持つことも難しい、ということになります。
さらにそれを年7%以上で運用し続ける必要があるのでハードルは更に上がります。
そうすると、資金の後ろ盾のない普通のサラリーマンにとって投資での成功は長く険しい道のりになりそうです。
自己資金について起業の観点から述べると、現在僕が実践しているようなインターネットを用いたアパレルの物販やWEB広告事業では、自己資金はほとんど必要ありません。
(100万円あれば十分です。)
例えば、アパレルの物販に関しては、粗利率が40%程度あるので、単純計算で今月100万分の商品を仕入れれば来月にはそれが140万円になって返ってきます。
それを更に再投資して自己資金を増やして行くことで、仮に自己資金が1,000万円になれば、今月1,000万円分の商品を仕入れれば次の月には1,400万円で返ってくるので、月の利益は400万円になります。
(これはあくまでの理論上の話で、実際は1,000万円分の商品を売ろうと思うと、人を雇用して管理したりする必要も出てきますし、売れ残りや不良在庫のリスクも増えるので、そんなに簡単な話ではありません。)
また、WEB広告事業は更に自己資金が少なく(10万円あれば十分)、粗利率も95%以上となりますので、アパレル物販とは異なり収入のほとんどが利益となります。
インターネットの登場で起業のハードルは著しく下がりました。
家にいながら海外から商品を仕入れて、ヤフーやアマゾンなどで販売することが、誰でも可能となりました。
また、Googleが提供するAdsenseというサービスのおかげで、個人で運営するブログやWEBサイトに広告を貼ることで、それらを収入源とすることが可能となりました。
さらに、これらは実践するのにほとんど自己資金がいりません。
これがどういうことを意味するのでしょうか?
それは、今すぐ実践できて、成功するまで何度でも挑戦できる、ということです。
在宅でもできるので副業で実践することで更に起業のリスクは下がります。
あとは成功するまで何度でも挑戦すれば良いだけです。
やるべき事が決まればあとはやるだけ、すなわち行動するだけです。
そのやるべき事を明確にするためにビジネスロジックやノウハウという知識が必要となる、と言うわけです。
そう考えると、起業での成功は投資での成功より可能性が高いのではないかと思うのです。
と言うよりかは、起業で自己資金を貯めて、その後、投資を始める、という流れが王道なのではないかと思うのです。
まとめると、
・投資で成功するためには多額の自己資金が必要なため現実的ではない。
・自己資金がほとんど必要なく、リスクも低いインターネットを用いた起業を実践し成功するのがおすすめ。
・起業で成功し自己資金が貯まったらあとは投資するなり新たな事業を展開するなり自由にしたら良い。
と考えることができます。
それでは今日はこの辺で!
最後までお読み頂きありがとうございました!